| ■ ID | 194 |
| ■ 種類 | 学会発表 |
| ■ タイトル | 外生菌根菌の接種がアカマツ実生苗の生長に及ぼす影響 |
| ■ 著者 | 三輪誠
埼玉県環境科学国際センター 小川和雄 埼玉県環境科学国際センター |
| ■ 出版元 | (社)大気環境学会 |
| ■ 出版年 | 2001 |
| ■ 誌名・巻・号・年 | 大気環境学会、2001年10月6日 |
| ■ 抄録・要旨 | 多くの植物は菌根菌と共生関係を築いており、この関係は、互いの生育にとって必要不可欠であるとされている。しかしながら、我が国における大気汚染物質の植物影響評価では、菌根菌の存在についてほとんど考慮されてこなかったのが実状であろう。本研究では、大気汚染物質の植物影響評価に菌根菌の存在を考慮する前段階として、アカマツ実生苗に外生菌根菌を接種し、その生長に及ぼす影響を検討した。
外生菌根菌が感染していないアカマツ実生苗の根に、外生菌根菌であるコツブタケ（Pt）またはケノコッカム（Cg）を接種し、人工光型環境制御室内で13週間育成した。また、対照区として外生菌根菌を接種しない処理区を設定した。育成期間終了時に、各処理区のアカマツ実生苗の乾重量を測定した結果、PtまたはCgを接種したアカマツ実生苗の葉、幹及び根の乾重量と個体乾重量は、対照区のそれらに比べて著しく増加した。このことから、アカマツ実生苗に外生菌根菌を接種すると、その乾物生長が促進されることが分かった。 |
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